新しくシャープの洗濯乾燥機「ES-TX8E」を購入して1ヶ月以上使ってみたので、使い心地、良い点、悪い点などをレビューします。
以前の洗濯乾燥機が日立のビートウォッシュだったので、日立とシャープの比較も書いていきます。
これから買おうと思っている人、買い替えでどの機種にしようか迷っている方は参考にしてみてください。
ES-TX8Eの詳細
シャープES-TX8Eは2020年6月発売の縦型洗濯乾燥機です。
スペック(仕様)は以下の通りです。
- 洗濯容量:8kg
- 乾燥容量:4.5kg
- 騒音レベル: 35/38/46 dB (洗濯/脱水/乾燥)
その他の詳細スペックは公式サイトをご覧ください。
洗濯容量8kgは標準的で売れ筋ですね。
使い心地
使い心地としては、とくに問題もなく普通に使えるという感じです。
操作パネルはそんなに迷うことは無かったです。
基本的には電源を入れてスタートボタンを押せば自動でやってくれますが、一部(水量の調節とか)手動でやった方がいいところもあるので、そこは手動でやっています。
たまに使う機能とかは一度説明書を読んだ方がいいですね。「槽洗浄」とか「ハンガー消臭」とかその辺りですね。
最初、乾燥時間を手動で設定するときに60分までしか設定できないかと思ったら、60と30の組み合わせで90分まで設定出来ることを知ったのでよかったです。90分乾燥すれば、ちゃんと乾きます。
洗剤投入口は最初入れづらそうかなと思ったのですが、慣れれば特に気になりませんでした。
洗剤、漂白剤が奥側で、柔軟剤を手前側に入れます。
洗濯槽の糸くずフィルターは1箇所だけで、1回の洗濯でゴミが溜まる量はごくわずかです。
吸気フィルター、排気フィルターは結構ゴミが溜まるので毎回掃除した方がよさそうです。
悪い点
最初に「シャープ ES-TX8E」の悪い点(デメリット)をあげていきます。
水量が少なめに見積もられる
穴無し槽で節水効果があるためか、自動で出る水量がかなり少なく出ます。
4kgぐらいの洗濯物を入れて、水量18リットルと出る時もありました。
ただ買った当初はめちゃくちゃ少ないなという感じだったのですが、使っているうちに最初より多めにでるようになった気がします。
自動で水量が出た後に、手動で調整することもできるので、我が家では自動で出た後にプラス1〜2段階ぐらい水量多めにしています。
また、デフォルトの水量は設定で、通常より+5リットル、+10リットルの設定できるので、それで調整できると思います。
乾燥の音が大きい
乾燥の音は結構大きいなという印象です。
日立のビートウォッシュは「キーン」という結構高い音だったのですが、シャープの場合は「ブィーン」という低い音で、日立の時より音量が大きく感じます。
壁や床に響く感じの音です。
マンション住まいですが、とりあえず今のところは近隣からの苦情はないです。
ただ、乾燥時の45db(デシベル)という数値は、他のメーカーと比較してもだいたい同じ数値なので、標準的な大きさなのかなと思います。
乾燥の後にシワ抑えが2時間ある
乾燥の後に「シワ抑え」ということをやってくれるのですが、正直要らないです。
乾燥が終わった後に、手動で電源を切らないと、たまにガラガラ〜ッ、ウィ〜ンと動いて「シワ抑え」をしてくれるのですが、それが2時間続くのです。
そしてこの「シワ抑え」に関しては設定でオフにできません。
我が家ではタオルぐらいしか乾燥しないし、ちょっとうるさいので、正直この機能は無くして欲しい(もしくは設定でオフにできるようにしてほしい)です。
乾燥時に湿度が上がる
そんなに大したことではないのですが、乾燥しているとときに湿度が上がります。温度もちょっと上がります。
乾燥なので仕方がないですが、日立のときと比べるとそれが顕著です。
我が家では脱衣所に洗濯機を置いてますが、乾燥中に脱衣所に入るとモワッとします。
良い点
つづいて「シャープ ES-TX8E」の良い点(メリット)をあげていきます。
内蓋がない
内蓋がないのは地味にうれしいです。毎回2回フタを開け閉めする必要があったのが1回になる。それだけなんですが、毎日のことなので負担が軽くなっている感じがします。
穴無し槽だから清潔、節水
シャープの洗濯機は洗濯槽に穴がなく、洗濯槽の外側に水が溜まらないので節水にもなるし、見えない洗濯槽の外側の汚れなどを気にしなくてよく、清潔に保てます。
乾燥時間が短い
乾燥時間は短い方だと思います。4kgぐらいの洗濯量で90分乾燥すれば基本的にはちゃんと乾きます。
日立のビートウォッシュの時は3時間とかかかっていたので、それに比べれば半分の時間で乾燥できます。
自動でスタート後に乾燥時間を手動で設定し直すこともできますし、自動の乾燥具合を「念入り」や「ひかえめ」に設定することもできます。
10分洗濯が便利
シャープのES-TX8Eには「10分洗濯」というメニューが付いています。
やってみたところ、洗濯〜すすぎ〜脱水まで本当に10分で終了します。
時間がないけど、ささっと洗濯しておきたいときに便利です。
洗濯物が絡まない
これも地味なんだけど、かなり助かっていることです。洗濯(脱水)後に全然洗濯物が絡んで(からんで)いないんです。
日立のビートウォッシュの時は、洗濯が終わった時にズボンとか長袖のシャツとかが結構絡まっていて、干す時にそれをほどくのが何気に手間だったのです。
シャープの洗濯機では脱水後に「ほぐし運転」というのをやってくれて、それで洗濯物の絡まりがほとんど無くなります。
地味にうれしいポイントでした。
洗濯物にゴミがつかない
これも完全に日立のビートウォッシュとの比較になってしまうんですが、洗った後に洗濯物に糸くずやホコリのようなものが全然付かないというのが良いところです。
洗濯してるのに何でゴミがつくねん!と思う方もいるでしょうが、日立のビートウォッシュの場合、なぜかゴミがつくんです。
服の素材にもよると思うのですが、濃い色の服とかに白いゴミがたくさん付いてしまっていたのを、コロコロで取るという無駄な作業が発生していたのです。
たぶん、ビートウォッシュは洗濯が強すぎて服の繊維が結構削れていたのではないかな思っています。
それに比べると、シャープの洗濯機はマイルドに洗ってくれているのかなと思っています。
糸くずフィルターのゴミが少なめ
先ほどの「洗濯物にゴミがつかない」と関連してると思うのですが、洗濯槽の糸くずフィルターにたまるゴミは少なめです。
(ちょっと分かりづらいですが、上の写真で端っこの方にゴミが少しだけたまっています)
ビートウォッシュと比べると5分の1ぐらいかなと思います。
なので、週に1〜2回ゴミを取ればいいかなという感じです。
ただし、乾燥用に吸気フィルターと排気フィルターというのが2箇所あって、そちらは1回の乾燥で結構ゴミがたまるので、そちらは毎回掃除しないとダメかなという感じです。
上の写真は、バスタオル数枚とフェイスタオル数枚を1回洗濯乾燥したあとに溜まった排気フィルターのゴミです。
ちょっと新しめのバスタオルを洗ったあとだったのでかなり多めですが、落ち着いてきてからはこの半分ぐらいの量になっています。
吸気フィルターの方も1回で同じぐらいゴミがたまります。
買い替え時に防振ゴム(かさ上げ)を設置
あと、前からやりたいと思っていたのですが、買い替えのタイミングで防音・防振ゴムを洗濯機の下に設置しました。
家電量販店の配送業者さんに言ったら、こころよく設置してくれました。
最初から設置したため、元々の音や振動の大きさは分からないですが、少しは軽減しているはずと思っています。
また、かさ上げされたので、洗濯機の下の掃除がしやすくなりました。
もし洗濯機を買い替えたり、引越しする場合があったら、設置するのをおすすめします。
動作音の動画
シャープES-TX8Eの動作音について、動画を撮ったので載せておきます。
参考にしてみてください。
まとめ(さいごに)
シャープの縦型洗濯乾燥機「ES-TX8E」について、実際に使った感想をレビューしました。
多少のデメリットはありますが、おおむね満足しています。
とくに、糸くずがあまり出ずにやさしめに洗ってくれるところが良い点です。
本当は日立とシャープのいいとこどりしてくれればいいのですが、日立の時のように余計な作業も発生しないので、僕は日立からシャープに買い替えてよかったと思っています。
もし日立の洗濯機から買い換えたいなと思っている方にはシャープはおすすめだと思います