東京都現代美術館で行われていた「トーマス・デマンド展」に行ってきました。
なかなか行けずにずるずると最終日になってしまいました。
トーマス・デマンドはドイツの現代美術家で、主に政治的、社会的事件が起きた現場の風景を、写真をもとに厚紙で精巧に再現し、それを撮影した写真を展示しています。
なんなんでしょうね、この不思議な感じ。
すごく面白かったです。
中でも面白かったのが「パシフィック・サン」という映像作品。
精密に配置を変えながら撮影した約100秒間のストップモーションだということでした。
まさに狂気の沙汰としか思えない内容でした。
参考になったYoutubeの映像が以下のものだと思われます。
・Cruise ship Pacific Sun hit by tropical storm CCTV 7 Min version – YouTube
これを忠実に紙工作のストップモーションで再現しているのです。
日本の3.11の東日本大震災に関する作品もありました。
少し皮肉的な意味も含まれた内容の作品だと感じました。
いろいろな場面を再現していて、たぶん外国の人が見たら、「ああ、あの事件のあの場面か」って思うのかもしれないですね。分からないでけど。
日本に居たら日本のニュースがメインで、海外のニュースとかあまり知らないんだなぁというのも実感しました。
都現美の次の展示は「Future Beauty 日本ファッションの未来性」(2012/07/28~)
楽しみですね。
「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」もありますね。
Thomas Demand Museum of Contemporary Art Tokyo
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トーマス・デマンド 講談社 2012-05-19
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