サグラダファミリアを見た後は、ガウディ建築のひとつ、カサ・バトリョに行きました。
事前に公式サイトでネット予約してたので、並んでる列を横目にスーっと入場することができました。予約しなくても少し待てば入れそうな感じでした。
独特な正面ファサードのデザインながらも意外と街の雰囲気に溶け込んでいます。
カサ・バトリョはガウディが改築したバトリョさんちの邸宅です。骨の家というあだ名もあるように曲線的なフォルムが印象的な建築です。仮面のようなバルコニーが不思議な外観の雰囲気を醸し出しています。
中に入ってすぐの階段。竜の骨のような階段の側壁に、ものすごく手になじむ手摺が有機的で人間工学に基づいた構造になっています。
明かり取りの窓はウロコか蜂の巣の様な網状になっていて、壁面もそれに合わせて網状の模様がつけられてます。
無料で音声ガイド(日本語)を借りれるので、それぞれの構造の説明が聞けます。
2階のメインフロアの窓。立体的な曲面を使ったガラス窓が表通り側全面に採用されていてオシャレ且つ開放的なフロアになっています。
窓の取っ手は一見変な形だけど、とても握りやすい形になっています。
かわいいポップなステンドグラスと、開放的な窓、天井のアーチ、空間を分断する柱までもが一体となってアートを織りなしています。
天井の照明。
渦巻きのような天井の模様がうまく柱と繋がっています。
明かり取りの窓がいろんなところにあって、自然光があふれる室内。
らせん階段。
ミルク王冠のような突起が天井に。こういった構造的に意味の無さそうな不思議なデザインも所々に見られます。
テラスで小休止。
中央部の吹き抜け。
上部からの光の量を考えて、青いタイルの色は下にいくにしたがって明るい色になっています。
エレベーターの磨りガラス。ガラスに水が流れているかのようでなんだかうっとり。
屋上の煙突と通気口。色とりどりのタイルは廃材を使ったものだそうです。
階段の側壁に施されたタイルがすごくかわいい。
途中で観光地によくある写真を取ってくれるサービスがあるのですが、これが意外にも写りがよくて思わず買ってしまいました。12ユーロだった気がします。最上階の窓から顔を出しているところを外からのカメラで撮ってくれます。オススメです。
カサ・バトリョはわりとこじんまりとした建物なのですが、うっとりするような美しいフォルムや不思議な造形が満載で、この目で見ておいてよかったです。僕はカサ・ミラよりカサ・バトリョの方が好きな感じでした。
初めてのバルセロナでは外せないスポットです。